「初音ミク プロジェクトミライ でらっくす」
デフォルメサイズのミクたちと楽しくリズムゲーム!
最初に一言
ご無沙汰です。
月一更新また破れましたけど戻ってきました。
今回は初音ミクのプロミラの紹介文です。
前々から書きたかったけど、6人とも好感度カンストのめどが立ちそうだったのを機にやっと書きました。あ、好感度は全員カンストしました。
いつも通り最低限読んで欲しいポイントには★入れてます。
- 最初に一言
- はじめに
- 初音ミクとは?
- ねんどろいどとは?
- 初音ミクのゲーム展開
- リズムゲームのシステム
- PV鑑賞
- ミクたちとの交流 マイルーム
- きせかえ
- アラーム機能
- 写真撮影
- コレオ
- AR
- ぷよぷよ39!
- うたのお時間
- プロフィールカード
- サウンドテスト機能
- データの引継ぎ
- 2からでらっくすへの追加要素&変更点
- 良い点
- 気になる点
- 余談
- 参考文献
- 付記
- あとがき
はじめに
今作は3DSで発売された初音ミクのリズムアクションゲームシリーズ、その3作目で作品を重ねるごとに遊びやすくなっていったミライシリーズの集大成となった。
なお筆者は「2」と「でらっくす」しかプレイしていないため、その2作の比較に焦点を当てていく。
ここでは最初に発売された「初音ミク and Future Stars Project mirai」を「初代」と
2作目の「初音ミク Project mirai2」を「2」3作目の「初音ミク Project mirai でらっくす」を「でらっくす」と呼称させていただく。
初音ミクとは?
「VOKALOID」という「クリプトン・フューチャー・メディア」が開発した音声合成ソフトのこと又はそのシリーズのこと。
メロディと歌詞を入力すると、ソフト内に収録されたボイスが自動で歌ってくれる。そのためPCさえあれば手軽に音楽制作ができる。
オリジナル曲はニコニコ動画を中心に広がっていき、一大ムーブメントとなった。
初音ミクの他にも鏡音リン、レンや巡音ルカなど種類もあり、違いは歌の得意分野や声を当てている声優が違う。
今ゲームシリーズには初音ミクだけでなく、鏡音レン、リン、巡音ルカ、KAITO、MEIKOそして他社製のGUMIも登場している。
ねんどろいどとは?
「グッドスマイルカンパニー」が発売している手のひらサイズのデフォルメフィギュアシリーズのことだ。
今作のミクたちはこのねんどろいどをベースにした3DCGモデルで作られている。
初音ミクのゲーム展開
セガから初音ミク -Project DIVA-が最初にPSPで発売されてからはPS系列のハードのみで展開されていた。
そのため今シリーズプロジェクトミライシリーズが初の任天堂機種でのゲーム展開である。
リズムゲームのシステム
プレイ中に流れるPVの画面中に流れてくるマーカーにタイミングを合わせて指定されたボタンを押す又は対応するマーカーをタッチするのが基本の流れだ。
マーカーへの入力タイミングの評価は5段階あり、正確なタイミングの順でCOOL,FINE,SAFE,SAD,WORSTと評価され、FINE以上で成功とみなされる。
連続して成功するとコンボになり上手くプレイするとコンボ数が増えていく。
「タッチモード」と「ボタンモード」の2種類のプレイの仕方を選べてそれぞれ操作が異なる。
難易度は「ラクラク」、「ホドヨク」、「トコトン」の3種でホドヨクをクリアするとそれぞれの曲のトコトンが追加される。
それぞれの難易度は太鼓の達人で例えるとラクラクはかんたん~ふつうの低難易度、ホドヨクはふつうの高難易度~むずかしいの低難易度、トコトンはむずかしい~おにという体感だ。
難易度が上昇すると使うボタンが増えていき、同時押しなどが必要になり少し複雑になっていく。
たまに流れてくる太い線は線の終点までタッチモードでは該当する色のボタンをタッチし続け、ボタンモードは該当するボタンを押し続ける(ながおし)。
虹色の太い線はスティックかタッチ画面をグルグルすれば追加でミラポ(今シリーズでのお金の単位)が貰える。
今作のリズムゲームはライフ制であり、ミスするとゲージが減っていき、ゲージが底に尽きてしまうとゲームオーバーとなってしまい、曲の最後にたどり着けないこともある。
高難易度だとクリアするのもひとしおだ。
ライフにはゲーム開始直後はSAFETYゾーンがあり、ライフがそれ以下にはならないようになっている。
難易度が優しいほどSAFETYゾーンが長めに設定されており、難しいと短めになっている。
SPマーカー
コンボを繋げていくと曲の要所で「SPマーカー」が出てくる。このSPマーカーの入力に成功するとスコアが多くもらえる。
但し取得前にミスしてコンボが途切れるとSPマーカーは普通のマーカーに戻ってしまう。SPマーカーが出現する区分に入るとラインが黄色になるので分かりやすい。
無事に曲の最後まで演奏すると獲得スコアに応じてクリアランクが表示される。
そして楽曲の難易度やクリアランクに応じたミラポ(今作のお金)が貰える。
ボーカルチェンジ
一部の楽曲では歌うキャラを変更することができる。これを「ボーカルチェンジ」という。
但し他のキャラの歌うverを聞きたければその楽曲をクリアする必要がある。
全員分対応している曲もわずかに存在している。
タッチモード
タッチモードではたまに出現する「やじるしアイコン」をやじるしの方向にスライドさせる。
連続で出現するやじるしアイコンをずっと画面にタッチしたまま一筆書きの要領でスライドを成功させると高得点になる。スライドは下画面のどの部分でスライドさせてもいい。
使う色が最大3色のボタンなのでゲーム初心者向けとも言える。
ボタンモード
ボタンモードは基本的にABXYと十字ボタンを使用する。例外で下画面の対応するエリアへのタッチ操作で使える。
こちらのモードは通常のライン以外にも別のラインが出てくることもあり、ABXYと十字ボタンの同時押しや複合した操作が求められることもある。
最大4種類のボタンを使うためこちらのモードはゲーマー向けとも言える。
PV鑑賞
一度クリアした曲は「PVシアター」でじっくりとPVを鑑賞することができる。
PVにはコメントを書き込むことができる。すれ違い通信ですれちがったプレイヤーが書いたコメントが表示されることもある。
1曲につき250コメントまで書き込むことができ、ニコニコ動画で視聴しているかのような雰囲気を出せる。
「あいのてモード」ではあいのてを入れながら視聴でき、さながらライブ鑑賞しているように盛り上がることができる。
ミクたちとの交流 マイルーム
今作はミクたちボーカロイドたちからパートナーを選んでそのキャラとコミュニケーションを取ることができる。
コミュニケーションを取っていくとそのキャラの好感度が上がっていく。好感度が上がることで解禁される要素もある。
ミクたちが居るマイルームがホーム画面のような立ち位置で、ここから様々なモードに行ける。
コミュニケーションモードでは「コール」でキャラを呼んで色んなリアクションを楽しめる。
好感度が上がると取ってくれるリアクションが増える。マイク機能で呼びかけることにも対応している。
他にもおやつをあげたり、お小遣いをあげることもできる。
お小遣いの使い道はお小遣い帳で確認でき、収録楽曲に基づいた使い道もある。
マイルームは模様替えアイテムも用意されており、マイルームを飾り付けることができる。セガならではのアイテムや収録楽曲に関連するアイテムもも用意されている。例:前者ならぷよぷよのぷよ、後者ならマトリョシカのマトリョシカなど
アイテムによっては設置することでキャラが反応してくれるものもある。例:ソファを置くと座る。ピアノを置くと弾いてくれる、など
マイルームの部屋の種類も自然を楽しめる部屋「ナチュラル」やピンクでキュートさを強調できる「ガーリー」など様々な種類がある。
中には高額なミラポを払えば1週間泊まれる「ペントハウス」や「コテージ」もある(延長料金を払えば延長可)。
ペントハウスとコテージでしか飾れないアイテムや、リアクション、イベントもある。
きせかえ
楽曲をクリアするとPV内でキャラが纏っていたコスチューム買えるようになる。
コスチュームを買うとマイルームで着せ替えることができる。
楽曲に無いコスチュームも収録されている。例:初音ミクの雪ミクverなど
コスチュームは基本的に頭部(髪型)と服がセットになっているが、「服だけチェンジ」でコスチュームと頭部の組み合わせを選ぶことができる。
その他同性のキャラクターのコスチュームも着せることができるため、コスチュームの数以上に組み合わせパターンが豊富だ。
アクセントカラーが選べる服では、カラーを変更することもできる。
又コスチュームはPVシアターやリズムゲーム中にも曲ごとに反映できる(一部対応してない楽曲はある)。
アラーム機能
何故かアラーム機能があり、目覚まし用のセットとタイマー機能の2種類が設定できる。
起こす時のアラーム音をマイフレーズに設定することもできる。
「おやすみモード」にするとキャラのパジャマ姿の寝姿が拝める。
写真撮影
今作はほぼゲーム全編に渡って写真撮影に対応している3DSでも珍しいゲームだ。
ねんどろいど頭身のミクたちを愛でるという意味でも相性が良い。
上画面の撮影にのみ対応しており、撮った写真はゲーム内のアルバムで閲覧できる他、本体のホームメニューの「ニンテンドー3DSカメラ」からも閲覧できる。
コレオ
コレオとは今作では振付のことで曲にオリジナルのコレオを付けることができる。
コレオは簡単に作れる「かんたんモード」とじっくり凝りたい人用に「じっくりモード」の2種の作り方から選べる。
かんたんモードでは実際にダンスさせたい曲を流しながらボタン操作で踊らせたい振付を選んでいく。
じっくりモードでは「コレオカード」を作って振付を当てはめていく。
コレオカードとは楽曲固有の振付パターンのことだ。
対応する楽曲のコスチュームを買うと追加される。
AR
3DS初期の流れを汲んでいるからかARにも対応している。
パッケージ版を買うと付属するARカードを読み込むとキャラが現れ、現実の背景と合わせて写真を撮ることができる。
キャラクターが描かれている「キャラカード」はキャラが個別にポーズを取ってくれる。
「ライブカード」を映すとPVと同じように歌って踊ってくれる。
キャラのサイズや3Dの飛び出し具合も調整することができる。
なおDL版を買ったプレイヤーは公式HPからARカードをDLして印刷することで使用できる。
ぷよぷよ39!
自社繋がりなのか、これまた何故かぷよぷよがプレイできる。
ローカル通信にも対応している。
パートナーをプレイキャラとして、それ以外のキャラと対戦していく。
微量ながらクリアするとミラポが貰える。
何故かMEIKOだけどの難易度にしても強い。
うたのお時間
「えんそう」ではキーボードでキャラの声や楽器を鳴らしてちょっとした楽器遊びのようなことができる。
また、どうぶつの森の村メロのような短いオリジナルメロディー「マイフレーズ」を作ることができる。
プロフィールカード
今作はすれ違い通信といつの間に通信に対応しており、「プロフィールカード」の交換ができる。
プロフィールカードは現在のパートナーキャラが表示され、カードのデザインやキャッチコピーなどを設定でき、「マイコレオ」やPVに書き込んだコメント、「マイフレーズ」を交換することができる。
サウンドテスト機能
マイルームで「ミュージックプレイヤー」を選ぶと、ゲーム中に収録されている楽曲を聞くことができる。
イヤホンを挿したスリープモードでの再生にも対応している。
ボーカルチェンジ差分も聞くことができる。
データの引継ぎ
2からのデータの引継ぎもできる。
2のデータさえあれば引継ぎ自体は可能だが、でらっくすの体験版を使用した場合引き継げる項目が増えるため、可能な限り体験版を使った引継ぎをするのが望ましい。
2からでらっくすへの追加要素&変更点
筆者が分かる範囲で2からでらっくすへの変更点と追加点を書いていく。
・新曲「初めまして地球人さん」を収録
今作のための書下ろしOP「はじめまして地球人さん」が新たに収録された。
前作までの47+1曲で合計48曲収録されたことになった。
なお新曲はこの曲のみとなっている。
・コスチューム追加
新曲の「はじめまして地球人さん」のコスチュームに加えて「初音ミク ハロウィンVer」「雪ミク Magical Snow Ver」「雪ミク Snow Bell Ver」とミクのコスチュームが追加された
・全曲ねんどろいどPV対応
2でねんどろいどPVに対応してなかった「ありふれたせかいせいふく」「インビジブル」「LOL -lots of laugh-」「アマツキツネ」「君の体温」「メランコリック」「マトリョシカ」「*ハロー、プラネット」「ハッピーシンセサイザ」「PIANO*GIRL」「深海少女」「ドレミファロンド」そして新曲の「初めまして地球人さん」がねんどろいど仕様のPVに変更された。
これで収録楽曲48曲全部がねんどろいどPVに対応した。
・新難易度「超トコトン」が追加
「ありふれたせかいせいふく」「いーあるふぁんくらぶ」「インビジブル」「骸骨楽団とリリア」「SING&SMILE」「マトリョシカ」「ロミオとシンデレラ」にはトコトンを評価S以上獲得することで更に難しい難易度「超トコトン」が解禁される。
さらに歯ごたえのあるリズムゲームが楽しめる他、クリアすると貰えるミラポも多い。
・リズムゲームの補助アイテムを使えるようになった
3DS本体のゲームコインを払うことでリズムゲームを補助するアイテムを買える。
アイテムは「オートグルグル」、「サドンデス」、「リカバリー」、「スペシャル」、「おてほん」の5種類ある。
1プレイ時に使えるアイテムは1つのみで他のアイテムと同時に使用することはできない。
「オートグルグル」は虹色ラインのグルグルする部分を長押しすると自動でグルグルしてくれる。
「サドンデス」はミスをするとその時点でゲームオーバーになってしまうが、クリアすると獲得ミラポが倍になるという上級者向けのアイテムだ。
「リカバリー」はライフゲージが0になると一度復活してくれるが復活以降はクリアしてもスコアが入らなくなる。どうしてもクリアできない時の救済アイテムになっている。
「スペシャル」はSPマーカーがランダムで「超SPマーカー」になり、ゲットすると貰えるミラポが大幅に増える。サドンデスが苦手な人向けのアイテムだ。
「おてほん」は文字通りリズムゲームのお手本が見れる。
今作はクリア時のミラポ獲得量が全体的に増えたため、さらにサドンデスとスペシャルのお陰でミラポがかなり稼ぎやすくなった。
これらのアイテムはたまにマイルームに訪れるGUMIからもランダムで貰える。
・リズムゲームの細かい設定が可能になった
サークルのスピード変更や、マーカーのサイズ調整、画面表示するものの選定、タッチモードでの下画面のパネルの配置が変更できるようになり、プレイヤーの遊びやすいようにカスタマイズできるようになった。
・マイルームに設置できる家具の追加
追加された衣装に関係あるものも含めていくつか新しいルームアイテムが追加された。
・コレオカードの追加
今作からねんどろいどPVになった「インビジブル」「ありふれたせかいせいふく」と新曲の「はじめまして地球人さん」のコレオカードが追加された。
マイルームのコミュニケーションモードでパートナーを相手にミニゲーム「ミックリバーシ」がプレイできるようになった。
ルールは普通のリバーシ(オセロ)と同じ。
相手の置いた駒を別の場所に置いてほしいときは待ったを3回までかけることができる。
プレイヤーと対戦したその勝敗によってパートナーのAIが強くなったり弱くなったりする。
ゲーム終了までに指定されたボーナスマスを確保するとボーナス分のミラポが貰える。
対戦が終了すると1000前後のミラポが手に入る。
・おやつがいくつか追加された
コミュニケーションモードでパートナーにあげることができるおやつの種類が追加された。
特に特上寿司、ロシアン寿司、ステーキはどれも高価だが今作はミラポが稼ぎやすいこともありキャラにおやつをあげての好感度上げもかなり上げやすくなった。
・好感度の上限が上がった
2より好感度の上限がかなり増えた。
前作で稼いだ好感度は引き継げるうえに最初からでも2より好感度が稼ぎやすいので2での好感度上限には達しやすくなっている。
・ARカードの追加
ねんどろいどPVに対応した「ドレミファロンド」「ハッピーシンセサイザ」「マトリョシカ」「インビジブル」「ありふれたせかいせいふく」と新曲の「はじめまして地球人さん」が新たらしくARカードに対応するようになった。
・マイルームやコテージのイベントが増えた
マイルームで発生するイベントやコテージでのイベントが増えた。
特にコテージはリゾートならではの遊びをする様子が見られ、よりリゾート感が増した。
・マイルームのBGMが変更できるようになった
2には無くて1にはあったマイルームの曲が使えるようになった。
・スタンプ帳の達成条件が増えた
マイルームの追加要素に対応したスタンプが追加された。
・プロフィールカードのデザインが追加
追加された衣装に対応したデザインなどのプロフィールカードのパターンが増えた。
・ミュージックプレイヤーのマイリスト機能が追加
ミュージックプレイヤーでお気にいりの曲を入れて自由な順番で聞けるマイリスト機能が追加された。
マイリストは2つ作れる。
・ミュージックプレイヤーでBGMが聞けるように
今まではリズムゲームの楽曲しかミュージックプレイヤーでは聞けなかったが、条件を満たすとマイルームのBGMなどの曲も聞けるようになった。
・PVのマイリスト機能が追加
PVを好きな順番で鑑賞できるPVのマイリストが追加された。
こちらも2種類作れる。
ミュージックプレイヤーでのマイリスト機能と少しこんがらがるが、つまり曲を流すだけのマイリストとPV鑑賞のマイリスト両方が作れるということだ。
・特殊フェイスパターンの追加
条件を満たすと「ミクダヨー」などの特殊フェイスパターンを着せ替えに使うことができるようになる。
・メニュー画面のボタンの色がカラーに
前作ではメニュー画面でのボタン表記がグレーだったのが、今作発売前後でNew3DSが発売したのでそれらに対応したカラーになっている。
カラフルになり少しメリハリがついた。
その他全体的に文字が大きくなり読みやすくなっているなど全体的に遊びやすさにテコ入れがされている。
良い点
・★遊びやすくなったシリーズとしての集大成
今作は2よりも様々な点で明らかに遊びやすくなっている。
プレイから時間が経ちすぎてうろ覚えな部分が出てきたが、まず1プレイで貰えるお金が明らかに増えたため資金繰りの融通が利きやすくなり、好感度がかなり稼ぎやすくなった。
リズムゲームでのオプションも充実しており、快適にリズムゲームをプレイしやすくなった他、ゲームコインのアイテム導入で初心者から上級者へのフォローもできている。
2から見るとバージョンアップ程度の変化ではあるのだが1,2、でらっくすとシリーズ総合で見ると格段に変化していってる。
細かいところでは2から引継ぎができるのが良かった。
・リズムゲームとしての良さ
今シリーズのリズムゲームは曲がフルで収録されているため歯ごたえがある。
それらを打つ時のタッチモード、ボタンモードそれぞれならではの良さがある。
タッチモードだとラクラクではタッチするマーカーが1種類のみなためゲーム初心者でもプレイしやすいだろう。
そして難易度が上がっていくとスライドが増えて行って連続で一筆書きを決めたときはちょっとしたDJ気分だ。こちらはボタンモードだけプレイしていては味わえない感覚だ。
ボタンモードも押した時や成功したときの感触や、難易度が高くなるほど同時押しや2ラインで複雑になるが成功したときの達成感はタッチモードにも引けを取らない。
超トコトンが加わったことで遊びごたえと歯ごたえはさらに深まった。
・★ねんどろいどミクたちの親しみやすさ
ディーバシリーズとは違うポップなデザインでデフォルメが好きな人にはこちらの方がお勧め。リアル等身が苦手な人にもおススメだ。
PVが全てねんどろいど対応になり、親しみやすさがさらにパワーアップしている。
またリアル等身だと露出度の高い衣装でCEROにも引っかかりがちだが、デフォルメサイズだと露出度が目立ちにくいのかCEROに引っかかりにくい傾向があり、今作も安心のCEROAのためゲーム初心者の子供にもおススメしやすい。
一応断っておくが何もCEROB以上が悪いと言いたいわけではなくて、露出度高い衣装を見るのが苦手な人にもおススメしやすいということだ。
・★曲選について
今作に収録されている曲は殆どクセが無く、ラストにほっとしてじわっと心に染み入るタイプの元気の出る曲が多い。
そのため普段から初音ミクの曲に聴き慣れていなくても触れやすい曲が多数収録されている。
例外なくフルで収録されているのも音ゲーにしては珍しいポイントだ。そのため一般的な音ゲーと比べると曲数は少なめとなっている。
・3DSの機能をほぼフルに生かしている
裸眼3D立体視、すれ違い通信、ジャイロ操作、ARカード、カメラ、マイク、タッチ操作、等々3DSに搭載されている機能を活かしていない部分が殆どない。
元々3DS初期に出たシリーズの名残でもあるだろう。
・要素が多くて良い意味で遊びきれない
リズムゲームだけでもボリュームがあり遊びごたえのあるのはここまで来たら言うまでもない。
そこにミクたちの好感度上げや、交流、コレオやPV鑑賞、着せ替えのパターンを試すなどすると、今作を遊びきれるか疑問が出てきてしまう程に遊べる内容が充実している。
気になる点
でらっくすでの視点のため、シリーズ集大成ということもあって今まで気になった難点はほぼ解消されている。
そのためこれはシリーズ通しての難点とも言える。
・音ゲーにしては1曲が長い
今作は音ゲーにしては珍しく1曲フルで入っているのが利点でもあるのだが、その分プレイする分には1曲でも長くなってしまった。
そのため難しい曲となると、フルコンボするための集中力がかなり要る。
この点はフルで入っているがための利点と難点という表裏一体の関係となっている。
・好感度が明確に表示され無い
好感度の指標はパートナー選択画面のキャラの背景や表情で大雑把には把握できるのだが、具体的な溜まり具合は確認する方法がない。
そのためプレイヤーは好感度が上がるイベントをこなしてもどのくらい上がったのか、段階を上げるにはあといくら必要か把握するのは手探りの状態だ。
好感度を上げることが目的となると目途が非常に分かりにくい。
・アイテム使用に必要なゲームコインの必要な量が多め
先述した通りゲームコインを使うアイテムで遊びやすくなった部分はあるのだが、そのかかるゲームコインのコストが少し重い。
例えばお金を稼ぐ系のアイテムのスペシャルやサドンデスは1回につきゲームコインを10枚払う必要がある。
しかしゲームコインは1日に10枚までしか溜められないため、連続で消費するとあっという間に無くなってしまう。
そのため普段から3DSを持ち歩いてゲームコインを溜めていないと、気軽にアイテムが使いにくいだろう。
個人的には同じ太鼓の達人ではお手本プレイが何のコストも無しに見れるのに対し、今作ではお手本を見るのにコストがかかるという点がかなり引っかかっている。
それでも2まではそのお手本すら見れなかったので、完全に見れないことよりは遥かに良くはなっているのだが。
余談
今シリーズは異様に体験版が充実している。1,2,でらっくすそれぞれに2種類ずつ体験版が用意されており、それぞれプレイできる楽曲が少しずつ異なる。
現在は1とでらっくすの体験版が配信されており、特にでらっくすには2からのデータ引継ぎも兼ねているため、2から移行しようとしている人はDLをお忘れなきよう。
2の体験版も配信されていたが現在は配信終了となっている。
★おわりに
2021年現在ねんどろいどサイズのミクたちのゲームはこのシリーズのみなのでその意味でのレアさも備えている。
このシリーズはでらっくすで一区切りのようだが、今からでも十分にお勧めしたい。
初音ミクのゲームシリーズでは唯一のCEROAゲームシリーズなので既存のシリーズの等身や衣装露出度が気になる人やゲーム初心者のお子様にもお勧めしやすい。
勿論今からシリーズに入るなら集大成のでらっくすが遊びやすくてお勧めだ。
ねんどろいどならではの可愛らしさと遊びごたえのあるリズムゲームが楽しめる。
参考文献
ソフト同梱の電子説明書
週刊ファミクー プロミラ通信出張版
Nintendo Direct 2011,12,27 本編終了後の動画
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1286.html ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~SEGA feat. HATSUNE MIKU Projectシリーズ 初音ミク関連作品 最終閲覧日:2021年5月15日14:41
初音ミク Project mirai でらっくす (sega.jp)
初音ミク Proiect mirai でらっくす公式サイト
最終閲覧日:2021年5月19日 21:40
発売日:2015年5月28日
値段:4980円+税(パッケージ版DL版共に)
制作&販売:セガゲームス
付記
プレイ時間:2 約67時間 でらっくす 約145時間
初起動日:2 2013年12月26日 でらっくす 2018年4月6日
購入動機:何となく気になっていた。初代の体験版もプレイしてそうこうしているうちに2が発売したのでそちらを購入した。
でらっくすは2から遊びやすくなっている点とハッピーシンセサイザのアニメPVがちゃんと収録されていると情報も得たので購入した。
シリーズプレイ歴:1は体験版のみ。製品版は2とでらっくすのみ。
プロジェクトディーバシリーズは兄がプレイしてるのを少し触った程度(どのタイトルかは不明)。
そもそも筆者はこれ以外の音ゲーは太鼓の達人しかプレイしたことが無い。
あとがき
紹介文全く関係ないですが、個人的には2は音量調整機能がぶっ壊れたこと(過去記事修理に出した時の話参照)で手が付けにくくなったことと、積みゲー本格的に溜め始めたこと、でらっくすはどうせならNewに移行してから始めようと先延ばしにして、積みゲーとの兼ね合いが上手く取れずに合間を縫ってプレイしてたのでイマイチプレイした感触が薄いんですよ。プレイ時間見ればそうでもないはずだけど
好感度MAXを一区切りにしたけどまた暇を見つけて音ゲー部分はプレイしたい。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
来月も1つくらい何か書きたい。